Osprey59O 50%authorolinear 自作キーボード

概要

 Osprey59Oは格子配列ベースの50%サイズキーボードです。シンプルで設計も組み立ても簡単な格子配列のキーボードが欲しかったため製作しました。

 キースイッチはMX互換のものが59キー必要で、キーキャップは左右下に1.25U、中央下に1.5U、他はすべて1Uのものが対応します。また外周キーは隙間が空いており一応1.25Uのキーキャップも取り付けることができます。

 コントローラーはrp2040を使用しており基板表面左上に実装済みです。USB Type-C接続で左上部分から右出しとなっておりUSBコネクタが奥側に突き出しません。
 コントローラー部分のアクリルプレートにはワンポイントの彫刻があります。

 アクリル積層のサンドイッチマウントです。構成は 2mm + 3mm + 1.6mm(pcb) + 2mm + 2mm となっています。アクリルプレートの製造ばらつきによっては若干のキースイッチ浮きが発生することがあります。

 ★BOOTHにて頒布しています★ →  Osprey59O 自作キーボードキット

 

設定

 コントローラー部分のスイッチはbootボタンにあたります。押しながらPCに接続することでuf2ファイルの書き込みモードに入ります。
 また中央下1.5Uのキーにbootmagicが設定してあるためこちらもbootボタンとして使用できます。remapの個人設定等消去されてしまうため接続時の誤爆には気を付けてください。

 qmk firmwareのデータ、デフォルトインストールファイル、remap用jsonファイルがダウンロードできます。自分好みに設定してください。

githubにも公開されています
https://github.com/Tsuiha/osprey59o/tree/master

 

組み立て

boothで頒布しているキットには下記パーツが同梱されています。
・アクリルプレート x4個
・実装基板 x1個
・MXソケット x60個
・SMDダイオード x60個
・スペーサ 6mm x6個
・スペーサ 3mm x2個
・ねじ 3mm x8個
・ねじ 6mm x8個
・ゴム足 x6個

 qmkで作成したファームウェアがあらかじめインストールされていますので、組み立てを行う前にPCに接続しremapからキーボードosprey59oとして読み込まれるか確認を行ってください。

 単純な構造のため手順書を追わなくても組み立てられると思いますので必要な場合に参照してください。

 基板にダイオードとソケットをはんだづけします。表面にコントローラーが実装済みで段差ができてしまうため、アクリルプレートに載せて行うと作業しやすいです。
 基板のランナーは取り外して断面をやすりがけしてください。

 ダイオードには向きがあります。
 実装後ははんだ付けの際に飛散したフラックス粒を歯ブラシでゴシゴシしたりして除去します。
 絶対に必要ではないですがフラックス除去剤など使用してランド周りのフラックス残渣も除去するとよりきれいに出来上がります。

 基板へ部品の実装が完了したらはんだ不良がないかremapに接続し、TestMatrixから動作確認を行ってください。

 動作確認を行ったらアクリルプレートの保護紙を剥がしてください。その際アクリルプレートが汚れていたら水拭きを行ってください。多少の擦り傷等は勘弁してください。アルコールはクラックの原因となるため避けてください。

 トッププレートのコントローラー部分左上2か所に3mmのスペーサを、キースイッチ部分6か所に6mmのスペーサを、3mmのねじでねじ止めします。

 基板とプレートを重ね合わせ位置を合わせます。裏側から6mmのねじでねじ止めします。

 位置合わせは淵がずれないように、スイッチ穴が合うように行います。ねじ止めしたらゴム足を張り付けます。

 キースイッチとキーキャップを嵌め完成です。キーマップを設定し使ってみてください。

 製作いただきありがとうございました。